夜明けの星12

定宿にしている狭間の追憶亭に帰還してから二週間。
ワイルドボアの討伐を終えて、拠点の宿に帰ってきたノウは早速料理に取り掛かった。
一週間から日にちをずらしたのにはちょっとした理由があるが、シェスに成功した美味しい料理を食べてもらうときにそれを言おうと思っている。
ノウは亭主に許可をもらい、宿の厨房に立っていた。
眼前に並んでいるのは買い集めた野菜、卵、牛乳、それから。

 

「お砂糖!」

 

ガラス瓶につめられているそれはノウが街の中を走り回ってようやくみつけた商人から買った砂糖だ。
ノウがかき集めた銀貨でギリギリ買えるはずだったのだが、最近手に入らないからと値上がりしていたのには参った。

 

「…でも、あの人、お砂糖途中から安くしてくれたなあ。なんでだろう…?」

 

一時は諦めるしかないと肩を落としてその場を去ろうとしたノウに、突然商人が追いかけてきて定価よりも安く売ってくれたのだ。
何故か顔色が悪かった気がするが、「なんだ、あのおっかない美人は…」と小さく呟いた商人の声はノウの耳には届かなかったので理由はわからずじまいだった。

 

「うーん、いっか…。買えたんだから、そんなに気にしなくてもいいよね」

 

ひょいと瓶の中を覗き込めば、中の白い結晶はきらきらと輝いていて、シェスの髪の色みたいだと思うと顔がほころぶ。

 

「えへへ…。試作したのはこっそり食べたけど美味しかったし、今度こそシェスさんにおいしいっていってもらうんだ〜」

 

にこにこと笑顔を浮かべながら自分が身につけている若草色のエプロンを見下ろす。

 

「シェスさん、マフラーだけじゃなくてエプロンもつくってくれてた…。すごいなあ、器用だなー」

 

いつのまにか荷物袋に入っていたエプロンはシンプルながらノウの背丈にしっかりとあわせてあって動きやすい。
さりげにひよこの刺繍が入っていた事に関しては正直抗議したいところだが。

 

「シェスさん、すぐおれとひよこをつなげようとするんだから…もー…。お財布も作ってくれたけどやっぱりひよこが刺繍で入ってるんだもん…!エプロン作ってくれたのは、う、うれしかったけど…!」

 

どこからかもらってきた端切れで銀貨を入れる財布も作ってくれていた。
しっとりとした革でつくられたそれは、コンパクトながら仕分けもできる優れものだ。
ぼんやりしていて財布をすられることが多いノウはもったいなくてなかなか使えずにいるが、暇があれば手にとって眺めるのが最近の日課だ。
気づけばノウの身の回りはシェスが作った物で溢れかえっていた。
それが、とても嬉しい。

 

「シェスさんの手ってなんでもつくれてすごい。魔法みたい。…なのに、どうして料理は苦手なんだろ…不思議…」

 

大抵のことは器用にこなせるのに、なぜ料理だけあんなに壊滅的なのか不思議で仕方ない。
先日も突然思い立ったらしいシェスが厨房に乱入し、炭化したものや黒い液状化したものを作って宿の亭主に怒鳴られている場面を見かけた。
何をつくろうとしたのか、真相は闇の中だ。

 

「と、ともかく、がんばろ…。まずはスープから!」

 

気を取り直して食材を手に取る。
夜になったらシェスが起きてくるので、そのころにできたてのあたたかい料理をだすのだ。

 

「えっと、まずは野菜を切らなくちゃ。キャベツ、じゃがいも、それから玉ねぎ…」

 

キャベツを5cmほどの角に切り、じゃがいもは半分に切る。
玉ねぎは芯をつけたまま、6等分のくし形。

 

「ううっ、玉ねぎ、目がしみる…ぐしゅぐしゅする…」

 

涙が溢れる目を拭いながら、鍋に水、コンソメ、キャベツ、じゃがいも、玉ねぎを入れ、煮立ってからコトコト煮ていく。

 

「うう…っ。あっ、そうだ。少ないけど、お肉もあったほうがいいよね」

 

ここにワイルドボアの肉を入れたかったが、残念ながら日数がたつと腐敗してしまうのであの日から数日にかけて食べ尽くしてしまった。
代わりに少量の肉を亭主に分けてもらったのでそれを使うことにする。

 

「バターも入れちゃおうかな…。本にもバターを入れると味が濃厚になるって書いてあるし…」

 

バターと肉を入れてさらに煮込み続ければ、ふわりといい匂いがノウの鼻腔をくすぐった。
小皿にすくって一口食べる。

 

「…いいにおい!味もおいしい!よかった~。こっちはこれでだいじょうぶかな?あとはデザート!」

 

いそいそと牛乳、卵、それから砂糖をかき集める。

 

「えへへ、まずはえっと、あのちょっとほろ苦いところつくるんだよね。卵と牛乳と砂糖はこの量でいいのかな?本のとおりに作らないと失敗しちゃうから気をつけないと…」

 

鍋に砂糖と水を入れてグツグツと煮る。
部分的に茶色くなってきたら、火から離し、鍋を回して色を均等に。
しばらく待っていればいい色になってきたので容器に移して冷やしておくことにする。
続けて、ボウルに卵、砂糖を入れて溶けるまで混ぜる。
牛乳、バニラエッセンスを加えて更に混ぜる。
これがなかなか疲れるのだが、ノウは懸命に中身をかき混ぜた。
お湯を沸かした鍋に、かき混ぜたものを入れて鍋の蓋をし、加熱していけばすこしずつ作りたかったデザートの形になっていく。

 

「――できた!!あとは冷やしたら完成だ~」

 

魔力を帯びた保冷石が内蔵されている大きな冷蔵庫の片隅に置かせてもらう。
夏場でも食材が痛みにくいこの箱は憧れの品だ。
保冷石は魔力が高い者――特に氷属性が強い者を指す――が定期的に魔力を注がないといけないらしい。
魔力が低いノウには夢の品なのだ。

 

「シェスさんも、魔法はあまり得意じゃないって言ってた。いつか、魔法が得意な人と知り合えたら石つくってくださいってお願いしてみようかな」

 

図書館で見た料理がたくさんのっている本には美味しそうな料理やデザートがたくさん書かれていて、いつか作ってみたいとノウは思った。
ひんやりとした料理やデザートもたくさんあったので、保冷石や冷気を扱えれたらいいのにと感じたのだった。
調理器具を片付けながら、デザートが程よく冷えるのを待って暫く。

 

「…うん。これだったら、きっとだいじょうぶ。こっちもおいしくできた!」

 

ノウとしては大成功だった。思わずまだ幼さの残る顔に満面の笑みが浮かぶ。
窓の外を見ればそろそろシェスが起きてくる時間になっていた。

 

 

 

 

――今日はおれがごはんつくるから、部屋でゆっくり寝て待っててね!

 

 

 

自分がつくったエプロンを見つけたノウが頬を上気させながら袖を引いて笑いかけて言ってきた言葉に従って、シェスは部屋でぼんやりと微睡んでいた。

 

「キィ~」

 

蝙蝠の姿でベッドの上をコロコロと転がったり、枕に顔をうずめて耳をパタパタと動かす。
机の上には毛糸や布の端切れが散らばっていて、作りかけの手袋や手提げ袋が置かれていた。
どれもこれもノウ用につくっているものである。
流石にノウに対して色々作り過ぎなのではと思うが、手持ち無沙汰になるとつい編み針や縫い針に手が伸びてしまうのだから仕方がない。

 

(あー、釣りにでかけてもよかったか? っつっても忌々しい真っ昼間に太陽の下で釣り針垂らすのはさすがに避けてぇな)

 

釣り針を垂らして魚がかかるまで時間をつぶすのは、時の流れからはじき出されたシェスにとって趣味の一つになった行為である。
もちろん陽光が降り注ぐ朝や昼は避けてもっぱら夜釣りが多かったが。

いつしか釣りをする時間すらも苦痛に感じ始めて触らなくなってしまったが、かつて使っていた釣具も手元にまだあったはずだ。
魚を獲って帰れば、料理が半ば趣味になり始めたノウも喜んだかもしれないので、また釣りに出かけてみようかとも思う。

枕と同化しながらつらつらと考え事をしているシェスの耳に窓の外から聖歌を歌う声が聞こえてきた。
寒空の下、辿々しい子供達の声が通りで響き渡る。
リーン、リーンとなっているのはハンドベルだろうか。
教会は離れた場所にはあったはずだが、街中でチャリティーコンサートでもしているのだろうか。
聖水ほど効かないにしろ、聖歌なんて不浄の身には不快な音でしかないので、眉を寄せて耳を伏せる。

 

(……もうそんな時期かよ。ベルを手に持って鳴らしたり、ピアノを弾いたり、歌を歌ったり、この時期の教会は忙しいことで)

 

懐かしい。それから憎たらしい。
自分もやったことがある行事だ。
今よりも幼い身体でベルを鳴らして、覚えたての聖歌を自慢気に披露して。
これでもシェスは意外に綺麗に歌えていたのだ。
柔らかい金色の髪を揺らして蜂蜜色の瞳をぱちぱちと瞬かせて、まだ幼く高い声を広場に響かせて。
自分の外見は幼い頃から受けが良くて、歌やベルを鳴らす姿に集まってきた大人に愛想を振りまいてお菓子をもらったこともあった。
聞いた大人たちが銀貨を箱の中にチャリンと入れて、神父やシスターが感謝の祈りを捧げて。
年に一度、神に感謝しながら歌を贈り、ささやかながらいつもよりも豪華な食事をみんなでとった。

あれはなんの日だっただろうか。
何を食べただろうか、どんな味だったろうか。

季節の移り変わりは他人の装いや、空の色、土の色など視覚で捉えることができるが、日付の感覚なんてとうの昔に失ってしまった。

 

(――そう、そうだ。俺はあれが、好きだった。いつも食うあれはいつもより少しだけ具材が多くて、滅多に食えないあれは柔らかかった)

 

一度失った味覚が、最近かろうじて戻ってきた今、あれらを食べたら多少味がするのだろうか。
あたたかくて、優しい味がするのだろうか。
ひんやりして、甘い味がするのだろうか。

 

(まあ、誰かに作ってくれなんて言う気はねぇが。もちろん、ひよこちゃんにもなァ)

 

過去の幻想をあの子供に押し付けてどうするというのか。
たとえかつての孤児院仲間の孫だとしても、あのくすんだ金髪を揺らしながらこちらを見上げて笑う子供は違う人間なのだ。
泣き虫で優しかった弟分のレアンとは違う。
芯の強かった妹分のアンナとも違う。

 

ノウは、ノウだ。

 

不器用で、泣き虫で、ぼんやりと抜けていて、ひたむきで、諦めが悪くて、穏やかな。
蝙蝠姿の自分に嬉しそうに手を伸ばしてくる一人の子供だ。

机の上に広げられた毛糸をちらりと見る。
山吹色の毛糸でつくりかけになっている手袋を仕上げておこうかと体を起こした矢先。

 

「シェスさん!ごはんできたよー!!」

 

子供特有の高い声が階下から聞こえてきたので、シェスは人の姿に戻ってさっと机の上に置いていた毛糸を片付けて階段を降りることにした。

 

 

 

食堂のテーブルに並べられた料理に、息を飲む羽目になるなんて知らずに。

 

 

 

カウンターに座らされ、ノウが向かい側から背伸びをしてコトリと目の前においたのは、色の薄いスープが入った皿のようだった。
深くてスープ用の皿に、不格好に切られた野菜と少量の肉が泳いでいる。
その隣には小さな硝子の器が置かれていて、中には茶色いソースがとろりとかかった黄色い物体がみっしりと詰まっていた。

 

「あ、あのね。ポトフ、っていうんだって。スープ系だったらシェスさんも食べやすいかなって…。あとね、デザートはね、プリンをつくってみたよ」

 

ノウの辿々しい説明がシェスの耳を通り抜けていく。
いつものように道化じみた陽気な言葉を紡ぐ余裕はなかった。
シェスは今、激しく動揺していた。

 

(――どうして)

 

話した覚えなんて無いのに、思い浮かべたのだってついさっきだったというのに。
想い出の料理が二つ、この時期に、目の前に並べられるなんて思いもしなかったシェスは、貼り付けたような笑みをストンと何処かに落としてしまった。

緩慢な動作でスプーンを手に取り、ぼんやりとした顔で一匙掬って飲んでみる。
感じられるのは、野菜の甘みと柔らかさ、肉から滲み出た濃厚な風味、それからバターとコンソメが溶け込んだスープの味だ。
無言で食べすすめるシェスにノウは気が気でないのかそわそわと体を揺らして視線を送るが、シェスに返答する余裕はない。
その様子を亭主が見ていたら驚いて何か言ったかもしれないが、生憎これからくるであろう別の客のために料理を仕込んでいる途中である。

 

(―――気のせいだろ。さすがに覚えてねぇよ。だから、気のせいだ。これは、気のせい、だ)

 

何十年も前の話だ。覚えているわけがない。
そのはずなのに。
酷く懐かしい味が、舌を潤した気がした。

 

「あ、あのね、このスープね、前依頼を受けたときにもたべたんだけど、その時とは違う味かも。えっとね、おれ、思い出したんだ。これねうちで食べてたスープを思い出しながらつくったんだよ」

 

シェスは何も答えない。ぼんやりとした顔で一匙、一匙スープを掬って飲んでいる。
しかし続いたノウの言葉にピタリと動きを止めた。

 

「――おじいちゃんとおばあちゃんが好きだったスープなんだ、これ」
「――、――――――」

 

その一言がどれだけシェスの精神をかき乱したか、きっとノウにはわからないだろう。
浮かび上がった感情が何なのか、きっとシェスは例え自分の思考がまともなころであっても説明できないだろう。

 

「……そうかよ」

 

何もかも飲み込んで、シェスは淡々と答える。

 

「うん。シェスさん、おじいちゃんとおばあちゃんと友達、だったんだよ、ね? だから、その、この味知ってるかなって」
「まあ、知ってるな」

 

知っているも何も、慣れ親しんだ味だ。
懐かしくてあたたかくて愛おしくて苦しくて悲しい味だ。

 

「あの、あの、プリンも食べてみて!おいしくできたんだ!!」

 

普段からすれば異常なほどに口数が少ないシェスに、じれたようにノウが言う。
言われるがままにスプーンを手にとって、そっと茶色いソースに覆われた卵色をしたプリンを掬った。
ふるりと震えるプリンは柔らかくてほんのり甘い匂いがする。
口に含めば舌の上に広がる、滑らかで柔らかい感触と卵と牛乳の甘い味、それからカラメルのほろ苦い甘さ。
とろりととけて喉を伝っていくそれは、本当に。

 

「……………うまい」

 

本当に美味しかった。

 

「……えっ!?」
「なんだよ」
「あっ、えっ、お、おいしかった?味ちゃんとした?」
「……。うまかった」

 

何度も試行錯誤して、ようやく聞きたかった言葉をシェスから聞くことができたノウは、感激でぱあっと顔を輝かせる。

 

「え、えへへ…!」
「…で、何で日にちずらしたんだ」
「あっ、それは、それはね…」

 

嬉しそうにシェスの方に近寄って胸を張る。

 

「今日でシェスさんと会って半年だったから!」

 

得意げに宣言するノウを蜂蜜色の瞳が丸くなって見つめた。
それは、記念日とかのつもりなら一年なのではないかという疑問と、自覚していなかった月日の流れに驚いたからだ。
出会ってから半年。ちょうど半年たっていたらしい。
換算するとおそらくホルドナで蝙蝠姿のシェスとあってから半年、なのだろう。

 

「半年、って中途半端かなって、思ったんだけど、でも、その…。待ちきれなくて…」

 

一年のほうが記念になる気もしたが、逸る気持ちは抑えられない。
はやく美味しい料理をつくれるようになりたかったし、シェスのあのこびりついた笑顔以外の表情をもっと見たかったノウである。
実際今のシェスはぼんやりした顔になったり瞳を丸くさせたりしていて見ていて嬉しくなった。

 

「…ふーん、そうか、そうか。ひよこちゃんが、ぴよぴよしてんのを眺めてもう半年か。早いもんだぜ」

 

スプーンをくるりと回しながら、シェスが言葉にしたのは相変わらず揶揄混じりの軽口だったが。
しかしうまく嗤えていなかった。
その顔は嗤いを作りそこねたぼんやりとしたものだ。

 

「ぴ、ぴよぴよはしてないよ!?」
「ぴよぴよちゃん」
「も、もーーーっ!!」
「ケケケッ」

 

相変わらずのひよこ扱いに不満げに口を尖らすノウの目の前でスプーンが忙しなく動く。
今までと全く違う様子に、ノウは照れくささで俯いて、胸を期待に膨らませてはにかみながらもう一度尋ねた。

 

「シェスさん、おいしい…?」

 

つい嬉しくてしつこく聞いてしまうノウである。
なかなか反応が帰ってこず、「何度も聞くな」とシェスに突っぱねられるだろうかとノウが思った矢先。

 

「―――うめぇよ」

 

予想以上に柔らかい声に顔を上げたノウの視界には。

 

「――――!」

 

戸惑いをにじませた蜂蜜色の瞳が少しだけ和らいで、いつもよりも緩やかで小さく弧を描いた口元が見えた。


(――あ、シェスさん、わらった。わらってる…。シェスさんが、わらった)


それは、艶気を帯びたこびりついた嗤いのようにわかりやすくて歪な笑みではなかった。
普段に比べてあまりにもささやかすぎる控えめな表情だった。
けれどそれは、確かにノウが見たいと思っていた「嗤った顔」以外の「笑った顔」だったのだ。


(うれしい、うれしいな。なんだか、シェスさんが、ちゃんと見えた気がする。うまくいえないけど、うれしい…)


ことりとスプーンが置かれる。シェスの前には空になった皿。
シェスがノウが作ったものをまるまる一人前食べたの初めてだった。

 

「うまかったわ。ご苦労さん、ひよこちゃん」
「うん!」
「お前は飯くったのか?」
「今から、食べるよ」
「ふーん」
「シェスさん、ご飯食べ終わったらでかけるの?」
「いや、今日は食ったらまた寝る」
「眠いの?」
「あー、なんか最近やたら眠いんだよ」
「そうなんだ…」

 

ひらひらと手をふるシェスの顔は、いつもどおりのどこか歪な笑みに戻ってしまった。
先程の穏やかな笑みは見る影もない。少し残念ではある。

先程浮かべたシェスの笑顔を見たノウは嬉しかった、誇らしかった、もっと色んな表情を浮かべてほしいと思った。

 


(―――でも、)

 


しかし、シェスが零した素朴な笑みを思い出して歓喜に震えるノウが先程の笑顔に一瞬感じたのは。

 

 

 

 

(でも、なんだか、さびしそうだった…。どうして?)

 

 

 

 

 

 

 


いつしか感じた寂寥感だった。

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