サナギ(サナギ・アズライト・アンロリッシュ)/ 戦士

 

「…勝てば、しなない、よ」「よく、わからない…」

自分の痛みすらわからない子供。

【種族】
人外合成獣×ドワーフ(リジィがサナギへの影響を考えてドワーフとしか種族登録していない。)

【詳細】
定宿:狭間の追憶亭
所属PT:巡る渡り風
役割:戦士
一人称:僕
二人称:君
口調:無口口調、子供口調
外見:彩度低めの緑髪、黄色肌、紅いジト目三白眼、細身、無表情で人外じみた雰囲気

見た目は殆ど人間の子供と変わらないが、瞳だけ異常に紅く、暗がりでもうっすら発光している。
非合法の研究機関に所属していた研究者の1人が興味本位で誘拐してきたドワーフの女性といろんな遺伝子が混じった合成獣を配合して生まれた。
が、どの人外の特性も出ず、瞳が紅いだけ(やや力が強く、丈夫な身体)だったため、早々に廃棄しようとしたが、研究費のため奴隷商人へ売られる。
物心つくかつかないかのときに行われた実験と、奴隷としての虐待、劣悪環境、怪力を利用した汚れ仕事及び剣奴隷としての戦闘により、顔も体も傷だらけで感情も壊死している。
人外の血と、劣悪な環境で過ごした結果、丈夫で寒暖差に強い。

無感情無表情無口で静かな戦闘マシーンみたいだが、リジィに引き取られ、今は仲間の影響も受け、すこしずつ感情が育ってきている。
引き取られた直後はまともに読み書きもできず言葉も喋れなかったが、リジィの教育の結果、ある程度の読み書きと、たどたどしいながらも会話が可能になった。
情緒面は未発達のため、実年齢に比べて幼い印象がある。
普段は物静かで、自室で絵を描いていたり、武器の手入れをしている。
時折宿の裏で野良猫に餌をあげているのを見かける。

戦うこと以外では絵を描くのが趣味。きっかけはリジィが地面に描いた絵をほめてくれたのと、画材を買ってくれてときにリジィを描いたところ本人が見て嬉しそうにしてたことから。
仲間内では最も絵がうまい。

戦闘狂。ギリギリの戦いでテンションがあがると、目を見開き嗤っている。弱い相手だと表情は変わらない。
主に使用する武器は、自分の身丈ほどある両手斧。
並外れた腕力により、その斧を振り回しながら敵陣を叩き潰して切り倒す。
他に短剣、素手でも戦うことが可能。他の武器も使えるようになりたいらしい。
リジィの教育により、町中で突然斧を振り回したりナイフを振りかざしたりはしないが、向こうが殺意をもって襲ってきた場合は自衛していいといわれているので別。
希薄な感情が昂ると、影や出血した血がざわざわと別の生き物のように動くが、一体何の遺伝子の影響下は不明。

極度の方向音痴で、必ずといっていいほど迷子になるため(帰巣本能が強いのかいつの間にか戻ってきてることも多い)、リジィがよく手を繋いでいたり、服の裾を掴ませたりしている。単独行動は仲間から禁止されている。

【関係】
リジィとは養父と養子、主人と従者のような関係。
リジィが価値観の基準、自分が役に立っていると嬉しい、みたいなところがある。
リジィが危険な目に遭うと、自覚はないが激しく動揺する。
互いにスキンシップというものと無縁ですごしてきたため、ハグなどはあまりしないが、手を繋いだり、木陰で眠ったり、試行錯誤しながら関係を築いている。
ゴーグルはリジィが買ってくれたもので、数種類自室にある。

【他】
好きなもの:リジィ、はちみつ、ホットケーキ、たたかうこと、えをかくこと
嫌いなもの:くすりのにおい、まっしろなふく(※白衣)、ムチ、研究室のような内装の部屋
とても甘党。蜂蜜は飲み物。
テーブルの上であたたかい安全なご飯を食べれる事自体がしあわせなので、デスコック料理とかでなければほとんどの料理は問題なく食べる。

リジィが引き取ったときにミドルネームとファミリーネームをつけられたが、本人はよくわかってない。
ミドルネームは成長を意味する石、アズライトからとってリジィがつけてあげた。

【特徴】
トラウマ:虐待
心の花:アネモネ
心の闇:戦闘狂
夢:道を究める

方向音痴、絵画の才、無表情、無口、甘党、大の蜂蜜好き、化物

【実験体時代】
体内の合成獣に使用された様々な遺伝子が心身に馴染んでいなかったのと、度重なる実験による損傷に対する防衛本能により傷の再生に殆どの能力が割かれていたため能力値はやや筋力と生命力が高い程度だった。瞳だけ生まれた頃からうっすら発光している。実験体の収容される部屋に置かれてる水槽をいつもみていた。生まれつき異様な模様が背中と両腕に浮かび上がっている。
(実験を行った研究者は、普段は人間の姿だが状況に応じてその場にふさわしい神話生物もどきに姿を変えられる便利で強力な生物兵器を作ってみたかったらしい。ただ、人間をつくれなかったので、どこからかつれてきたとある種族の女性と、自分がつくりあげたいろんな種族の遺伝子を配合した)

【剣奴隷時代】
実験体時代に使えないと判断され、売られる。貴族の余興で猛獣や妖魔と闘技場で殺し合いをさせられる。ある程度成長したことと、闘技場での死合、汚れ仕事の後処理のなかで、破壊衝動と、生命力、筋力が以上に発達。このころから戦闘狂に。ただ、実験体時代にすでに自我が崩壊していたので、従属式と普段は能力と衝動を抑制する布でぐるぐる巻きにされていた。使い勝手の良い猛獣扱い。食事は最低限しか与えられていない。

【現在】
リジィに引き取られて、ゆっくりと情緒が発達中。引き取られた直後に従属式は外されている。布も捨てられたが、はずしたままだと心身に悪影響が出ることがわかったので、リジィが自分の魔力を丁寧にこめた包帯で定期的に巻いてあげている。こちらの包帯はサナギには心地が良いらしい。
皮肉にも情緒が発達したことにより、自身にとって良い主人でありはじめて手に入れた親であり一種の聖域みたいな認識を抱いているリジィをなくさないように、体内の遺伝子がより強力になろうと発達しているため、剣奴隷時代よりも潜在的な化物としての能力は上がり続けている。今後どうなるかは誰もわからない。リジィ専用セコム。たまにウィズも守っている。

【補足】
実験体時代がトラウマとなっているため、研究者、白衣、注射器、メスを視界に入れると表情は変わらないが顔色が悪くなる。仲間が近くにいれば問題ないが、単独で遭遇した場合本能的に破壊行動に移る可能性がある。医者も苦手だが、医者=病弱なリジィには必要な存在という認識なので、破壊行動にはうつらない。
注射嫌い。ちなみにリジィも注射は痛いから嫌い。

サナギに巻かれてる包帯は多大な魔力が必要だが、リジィは魔力が人間のわりに異常的に豊潤なためなんとかできている状態。(リジィの虚弱体質は人間の体という器に対して含有されている魔力濃度が高く、負担になっているのが原因。)

研究者は様々な手を使って、合成獣の元素材を集めていた。大抵は、なるべく抵抗されず捕まえやすい異種族の幼体か、瀕死に追い込まれた状態のものが多かった。その研究者は行方がわかっていない。犠牲になった種族の同胞に報復として八つ裂きにされたのかもしれないし、どこかで生きていて非人道的な実験をくり返してるのかもしれない。

その他資料

cw0130.png 成長した姿 成長した姿

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